一般家庭に普及し始めたロボット

一般家庭に普及し始めたロボット

近年では、ソニーのAIBOに代表されるエンターテイメントロボットの登場により、一般家庭に愛玩品や娯楽品、果ては「家族」という位置付けで様々な家庭用ロボットが発売されている。
これらは人間とコミュニケーションを取ったり、自由に動き回って目を和ませたり、更には「ロボットの居る生活」という「近未来的な暮らしをしたい」という欲求に応えている。
これらは主に、ペットという性格付けが強い事から、動物型の物が多く市場投入される傾向にある。
その一方で、世界初の調理ロボットといわれているビタクラフトのRFIQ自動調理システムをはじめ、これらロボットに本格的な家事を手伝わせたり、要介護者の介護作業を助けさせたり、ホームセキュリティの一環で、家庭内を巡回・警邏させる試みも始まっている。

搭乗型ロボット

搭乗型ロボット

『マジンガーZ』やガンダムシリーズなどの影響で、搭乗型二足歩行ロボットに対するあこがれも強い。
これに近い位置にあるのは、上半身ではテムザック社のT-52「援竜」であろう。
T-52は災害現場における大型レスキューロボットで、身長3.45m、体重5t。
無限軌道で移動し、遠隔操縦もしくは有人で操縦できる。
二本のマニピュレータは操縦者の腕の動きにあわせて動く。
トヨタは、下半身のみの搭乗型二足歩行ロボットの研究開発も行っており、歩行障害者の使用する車いすの代替をめざしている。
これは、i-footと呼ばれ、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)で実際に活躍している。
高さは2.36mと、動歩行の二足歩行ロボットとしては最大級のサイズを実現し、階段の昇降も可能という。
下半身では榊原機械のLAND WALKERが、すり足ではあるが有人での二足歩行を実現している。

兵器としてのロボット

軍事活動やそれに付随する危険物処理などでは、人的被害(→戦死)を減らすためにロボットの導入や、様々な活動の機械化が進められている。
米国では偵察や輸送など不意な接触に伴い戦闘に巻き込まれやすい分野で、日本では地雷処理など戦後処理の分野での開発が進められている。

兵器としてのロボット

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