文学

文学

『フランケンシュタイン』(1818年)
「(神の手によらず)人間に作られ、やがて反旗を翻す」という欧米的ロボット像の基本となった作品。

『オズの魔法使い』(1900年)
「心臓(=心)のない、それを求めるブリキの木こり」という、フランケンシュタインとは異質のロボット像を最初に提示。「いい奴だが融通が利かず、理屈っぽくておしゃべり」なキャラクターとしてのロボット像を確立した。

『R.U.R.』(1921年)
上記の通り「ロボット」という用語を確立(内容的にはやはり反乱物で、ロシア革命に代表されるプロレタリアート革命を批判する要素が多い)。

アイザック・アシモフ『われはロボット (I, Robot)』(1950年)
この作品において有名な「ロボット工学三原則」が示され、旧来のフランケンシュタイン的怪物と一線を画する理性的な道具としてのロボット観が確立された。

江戸川乱歩『電人M』(1960年)

フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968年)

古田足日『ロボット・カミィ』(1970年)

アニメ・漫画・ゲーム

 アニメ・漫画・ゲーム

日本には多数のロボット登場作品があり、ロボットに親近感を抱いている日本人らしい文化と言えるかもしれない。
いわゆる「ロボットアニメ」と呼ばれる「ロボットが登場するアニメーション作品」にも、スーパーロボットやリアルロボットなど、いずれも架空のものでありながらも、様々な系統が見出せる。
なお、先述のようなロボットの設定はこのジャンルにも見られる。
特に「人型」「等身大」「地球人が開発」の要素を満たすロボットには人間・主人公にとっての敵役的な設定が少ない(「新造人間キャシャーン」のアンドロ軍団などはその例外的な作品)傾向にある。
ここでは後の作品群や実際のロボット開発にも少なからぬ影響を与えた代表的なものを挙げる。

鉄腕アトム(アトム)
「ロボットもの」という概念を生んだ代表作品

鉄人28号
戦う巨大ロボットという概念を生んだ作品(ジャンルとしては「少年探偵もの」の延長)

マジンガーZ
後の合体ロボットやスーパーロボットという概念の基礎となった

機動戦士ガンダム
その後に続く「リアル」なロボットを主題とした出発点的アニメ作品。
ただし、作品中では「ロボット」ではなく、「モビルスーツ」と呼称している。
これは「ロボット」とは、あくまで自律した機械であり、人が操縦する機械は「ロボット」ではない、という制作者の思想に基づく。

ドラえもん(ドラえもん、ドラミ、ドラえもんズ、ミニドラ)
家庭用ロボットの代表的モデルに挙がる

Dr.スランプ(則巻アラレ、オボッチャマン)
人造人間と人間の織り成すギャグで絶大な人気を博した漫画・アニメ作品

攻殻機動隊シリーズ
より人間らしいロボットと、人間離れしたサイボーグというものが社会に普遍的に存在する世界観を描く

機動警察パトレイバー
建機としてのロボットが主題となっており、それらロボットの製造を産業の形で描いている

トランスフォーマー
自動車や航空機など、実在のメカニックからロボットに変形する玩具「ダイアクロン」をアメリカに輸出する際、他の玩具と共に再編成してアニメ化した作品。
劇中では、ロボットの姿を模した生命体として描かれている。

映画

フリッツ・ラング監督、メトロポリス(マリア)

スター・ウォーズ

リドリー・スコット監督、ブレードランナー

ジェームズ・キャメロン監督、ターミネーター

ポール・バーホーベン監督、ロボコップ

スティーブン・スピルバーグ監督、A.I.

アレックス・プロヤス監督、アイ,ロボット

エイリアン

マイケル・ベイ監督、トランスフォーマー

映画

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